PurePower® PW1200Gエンジンの初飛行が2012年(平成24年)4月30日に完了し、これにより、プラット・アンド・ホイットニーのPurePowerエンジンの飛行試験プログラムが開始さた。
三菱リージョナルジェット(MRJ)用PW1217Gエンジンのテストが始まる。
今回の飛行試験では、三菱リージョナルジェット(MRJ)用PW1217Gエンジンを、P&W(プラット・アンド・ホイットニー)所有のボーイング747SP飛行テストベッド機に搭載の専用スタブ・ウィングに取り付けてテストした。飛行試験はカナダ・ケベック州ミラベルにある同社のミラベル航空宇宙センターで実施された。
プラット・アンド・ホイットニーの開発計画担当副社長、ボブ・サイア(Bob Saia)は「PW1200Gエンジンの第1期飛行試験プログラムをスタートでき、大変満足しています。高空試験の結果は、1,000時間超、2,000サイクル超のフルテストで収集したPW1200Gの地上試験データを補完するものです。PurePower Geared Turbofan™エンジンの計画全体では、2,400時間超、7,600サイクル超のフルテストが完了しており、そのうち250時間超が飛行試験となりました。テスト結果は、ギヤード・アーキテクチャーの信頼性、燃料消費量の低減、騒音削減、環境面のメリットを一貫して確認する内容となっています。私どもはその性能に大いに自信を持っており、PurePowerエンジン計画でお客様とのお約束を果たせると心から確信しています。PurePowerエンジンは現在、4基が試験中で、9基が製造段階に入っています」と語る。PW1200Gの第1期飛行試験プログラムでは性能、運用性、空中始動が確認される。
PurePowerエンジンは、エンジンのファンを低圧コンプレッサーとタービンとは異なる速度で動作させることができる先進的なギヤ・システムを採用。このギヤ・システムと、まったく新しい先進的なコアとを組み合わせることで、燃料効率と環境排気、騒音で二桁改善を実現している。
また、PurePowerエンジンは、全エンジン共通の先進的なコアと、飛行実績のある次世代技術を採用。エンジン・コアは、高効率の高圧コンプレッサー、低排気燃焼器、最新鋭の高圧タービン・モジュールで構成されている。
◎プラット・アンド・ホイットニーについて
プラット・アンド・ホイットニーは、世界をリードする複合企業で、ユナイテッド・テクノロジーズの傘下にあり、航空機用エンジン、宇宙推進システム、産業用ガスタービンのデザイン・製造・保守において世界をリードしている。ユナイテッド・テクノロジーズは、米国コネチカット州ハートフォードに本部を置き、世界の航空業や多種の製造業に最先端技術を提供する企業。